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【登山】「それ、まだ持っていってる?」今はもう山に持っていかないギア8選


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登山歴を重ねた筆者(minimum 365 Outdoor Gear Lab)が、日帰り低山登山を中心に「持っていくのをやめたギア8選」を紹介する動画。初心者の頃は不安から詰め込んでいたアイテムも、経験・体力向上・代替品の活用により不要になっていった実体験をもとに解説。専用ギアから身近な日用品への置き換えや、スキルアップによるアイテム削減など、ミニマム登山の考え方が学べる内容となっている。

  • ギア救急用品は自力対応できる範囲を見極めて最小限に抑える。
  • テクニック経験と筋力向上に合わせて過剰なサポートギアを手放す。
  • テクニック500mlペットボトルを複数本使い消費ペースを把握する。
  • 注意点破損リスクに備え水を複数容器に分けて持ち運ぶのが良い。
  • その他日帰り登山では現地山小屋で安全な水を買い荷物を減らす。
  • THE NORTH FACE SUMMIT VECTIV PRO 3(トレイルランニングシューズ)
  • サーマレスト Zシートソル(折りたたみ式クローズドセルマット)
  • créer(クレエ)超軽量折りたたみスツール
  • ガス缶用スタビライザー(三脚)
  • STATIC SAG STOVE MAT
  • Trail Bum DCFハンカチ
  • モンベル 2Lソフトボトル
  • Hyperlite Mountain Gear DCFスタッフサック

※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

エマージェンシーキットの劇的なミニマム化

minimum 365 Outdoor Gear Labは、登山経験を重ねるにつれて、バックパックの中身がどんどん軽くなっていったと語ります。初心者の頃は「怪我をしたらどうしよう」「水がなくなったらどうしよう」という不安から、あれもこれもと詰め込んでしまい、バックパックが非常に重くなっていたそうです。しかし、経験を積むことで「念のために持っていく」というアイテムが減っていきました。 その代表例がエマージェンシーキットです。以前は、アブなどに刺されたときのためのポイズンリムーバー、指を骨折したときのための添え木用のパット、大きな絆創膏や止血用のパッドなど、大量の救急用品を持ち歩いていました。しかし、実際にはアブに大量に刺されるような事態は滅多に起こらず、また自力で下山できないほどの大きな骨折や事故が起きた場合は、自分で処置して下山することは不可能です。その場合は安全を確保して救助を要請するべきであると気づき、自分で対応できる範囲とできない範囲を分けて考えるようになりました。 現在のminimum 365 Outdoor Gear Labのエマージェンシーキットは、ジップロック1袋に収まる極めてシンプルな内容になっています。中身は、靴擦れや切り傷に対応するためのバンドエイド、虫刺され用の薬、万が一の捻挫時に足を固定するためのテーピング用テープ、予備のコンタクトレンズと目薬、そして痛み止めのロキソニンだけです。このように、自分で対応可能な軽微なトラブルに絞ることで、大幅な軽量化を実現しています。

着圧タイツを履かなくなった理由と筋力の向上

次にminimum 365 Outdoor Gear Labが持っていかなくなった(身につけなくなった)アイテムとして挙げたのが、サポーター機能を持つ着圧タイツです。 以前、山に登っている最中に足がつってしまった経験があり、それ以来、山に登るのが怖くなってしまい、筋肉の疲労を軽減し、筋肉を温存する目的で着圧タイツを愛用していました。しかし、長年にわたって登山を続けていくうちに、自然と登山に必要な筋力がついてきたことに気づきました。 そこで、心配だから履いていたタイツを少しずつ外してみることにしたところ、タイツのサポートがなくても、自分の足の力だけでしっかりと山を登り、無事に下山できるようになっていることを実感しました。現在では、着圧タイツは全く使用していません。 minimum 365 Outdoor Gear Labは、初心者の頃の不安や心配から使っていたアイテムも、経験を積んで体力が向上することで、不要なものとして手放すことができるようになるという良い例として、この着圧タイツのエピソードを紹介しています。

専用ボトルからペットボトルでの水分管理へ

水分管理に関しても、minimum 365 Outdoor Gear Labは大きな意識の変化を遂げました。以前は「山に行くなら山専用の頑丈なウォーターボトルを持っていかなければならない」と思い込み、大きな専用ボトルを使用していました。しかし、夏の低山登山においては、水を運ぶという目的だけであれば、市販の500mlペットボトルで十分に代用できると考えるようになりました。 ペットボトルを使用することの最大のメリットは、500ml単位での水分管理が非常にしやすい点にあります。例えば、1.5リットルの水が必要ならペットボトル3本、2リットルなら4本というように、本数で管理することで、自分がどの時点でどれだけの水分を消費したかが感覚的に把握しやすくなります。「ここまでで2本飲み終わった」「3本目は開けたけれど4本目は手をつけていない」といった消費ペースがリアルタイムで分かるため、登山中の水分計画が非常に立てやすくなります。 さらに、1リットルの大きな専用ボトルを1本だけ持っていった場合、そのボトルに穴が空いたり破損したりすると、すべての水を失うか、持ち運べなくなるという致命的なリスクがあります。しかし、500mlのペットボトルを複数本に分けて持っていれば、万が一1本が破損しても、他のボトルで水分を維持できるため、リスク分散(エマージェンシー対策)としても非常に優秀です。 また、ペットボトルは非常に軽量であり、空になったら潰してコンパクトに持ち帰ることができます。さらに、キャップに穴を開けて簡易的なシャワーとして使うなど、多用途に活用できる点も魅力です。ただし、テント泊などで水場からテントサイトまで大量の水を一度に運ぶ必要がある場合は、モンベルの2リットル用ソフトボトルをコンパクトに畳んで持参し、現地で広げて使用するという工夫をしています。

日帰り低山登山における浄水器の省略

minimum 365 Outdoor Gear Labが持っていかなくなったギアの4つ目は、携帯用浄水器です。 以前は万が一の備えとして常にザックに忍ばせていましたが、現在の登山スタイル、特に日帰りの低山登山や、標高1000メートル前後の整備されたメジャーな山を歩く際には、浄水器は不要であると判断しました。日本の一般的な登山道であれば、事前に十分な水分を持参していれば水が枯渇することはなく、また万が一足りなくなった場合でも、山小屋で安全な飲料水を購入することができるからです。 minimum 365 Outdoor Gear Labは、「山小屋の水は下界に比べて価格が高いこともあるが、山小屋の維持・管理への貢献という意味でも、現地で水を購入することを強くお勧めしたい」と語ります。山小屋が維持されているからこそ、私たちは安全に登山を楽しむことができるため、現地でお金を落とすことは登山者としてのマナーや支援にもつながります。 もちろん、何日もかけて山を縦走するような本格的な登山や、水場が極端に少なく、池の水や沢の水を直接濾過して飲まざるを得ないような厳しい環境に行く場合には浄水器は必須の装備となります。しかし、一般的な日帰り登山においては、重くてかさばる浄水器を持ち歩く必要性は極めて低いというのが、minimum 365 Outdoor Gear Labの結論です。

軽量なトレイルランニングシューズの活用

シューズの選択についても、minimum 365 Outdoor Gear Labは従来の常識にとらわれない選択をしています。一般的には、足首までしっかりとホールドして固定する重厚な登山靴(ハイカットシューズ)が登山の基本とされています。しかし、背負う荷物の総重量が軽く、3kgから5kg程度に収まるような軽量な装備(ライトウェイト・ミニマム装備)であれば、重い登山靴ではなく、軽量なトレイルランニング用のシューズの方が圧倒的に快適に歩くことができると語ります。 minimum 365 Outdoor Gear Labが最近愛用しているのは、THE NORTH FACEの「SUMMIT VECTIV PRO 3」というトレランシューズです。このシューズは非常に軽量でクッション性に優れており、足への負担を軽減しながら軽快に山道を歩くことができます。 もちろん、足首に不安を抱えている人や、岩場やガレ場が多い険しいルートを歩く場合、あるいは10kg以上の重いバックパックを背負って北アルプスや南アルプスなどの本格的な高山を縦走する場合には、足首を保護し、ソールの硬い登山靴を選ぶべきです。しかし、高尾山のような1000メートル未満の低山で、荷物も軽い日帰り登山であれば、トレランシューズの方が足元が軽くなり、疲労を大幅に軽減できます。 ただし、ここで重要な注意点として、minimum 365 Outdoor Gear Labは「普通の街履き用スニーカーは絶対に避けてほしい」と強調します。スニーカーはソールのグリップ力が不足しているため、山道で滑りやすく非常に危険です。足首を固定しないローカットを選ぶにしても、必ず不整地での走行を前提に作られたトレイル専用のシューズを選ぶことが大前提となります。

重いアウトドアチェアの排除と軽量マットの選択

山頂や休憩時にリラックスするための「椅子」についても、minimum 365 Outdoor Gear Labは大きな軽量化を行いました。以前は、ヘリノックスに代表されるような、フレームを組み立てて座面を吊り下げる、しっかりとした背もたれ付きのアウトドアチェアを持ち込んでいました。確かに座り心地は抜群ですが、10分や20分程度の短い休憩のために、重くてかさばる椅子をわざわざ山の上まで担いで登ることは、体力の消耗に見合わないと感じるようになりました。 現在、minimum 365 Outdoor Gear Labが山に持参しているのは、サーマレストの「Zシートソル」という、わずか60gの折りたたみ式クローズドセルマット(座布団)です。これを切り株や岩の上、地面に直接敷くだけで、冷気や湿気を遮断し、十分に快適な休憩スペースを確保することができます。多くの登山道や山小屋の周辺にはベンチが設置されていることも多いため、この軽量なマットが一枚あれば、座る場所で困ることはほとんどありません。 どうしても地面に直接座るのが嫌で、お尻を浮かせた状態で座りたいという場合には、créer(クレエ)の超軽量折りたたみスツールを使用しています。このスツールは重量がわずか270g、価格も1,980円と非常にリーズナブルで、折りたたむと非常にフラットでコンパクトになります。背もたれはありませんが、ちょっと腰を掛ける用途としては十分な機能を備えています。このように、過剰な快適性を求めるのではなく、必要最小限の機能に絞ることで、ザックの重量を劇的に減らすことができます。

山用テーブルの廃止とスタビライザーでの代用

山の上で調理をしたり、コーヒーを淹れたりする際に便利な「ミニテーブル」も、minimum 365 Outdoor Gear Labが持っていかなくなったギアの一つです。テーブルを持っていく主な理由は、ガスバーナーやクッカーを安定させ、傾いて倒れるのを防ぐため、あるいは食器を地面に直接置くことに対する抵抗感があるためです。しかし、登山経験を積むうちに、わざわざテーブルを広げなくても、平らな岩の上や引き締まった地面を見つけて直接クッカーを置く技術や慣れが身についてきました。 現在、バーナーの安定性を確保するためにminimum 365 Outdoor Gear Labが使用しているのは、ガス缶の底に取り付ける小さなスタビライザー(三脚)です。これを使用すれば、多少凹凸のある地面や岩の上でも、ガス缶がしっかりと自立し、調理中にクッカーが傾く心配がなくなります。テーブルに比べて重量もサイズも圧倒的に小さいため、荷物の削減に大きく貢献します。 また、どうしても地面に直接食器やギアを置きたくないという場合には、STATIC(スタティック)の「SAG STOVE MAT」という、熱を遮断する機能を持った薄いマットを使用しています。このマットは適度なコシがあり、地面からの熱や汚れを防ぐ簡易的なテーブルシートとして非常に優秀です。さらに軽量化を突き詰める場合は、Trail Bum(トレイルバム)などのDCF(ダイニーマ・コンポジット・ファブリック)製のハンカチを地面に敷き、その上にギアを置くことで、数グラムの重量でテーブルの代用としています。

高価なスタッフサックからビニール袋への回帰

最後に紹介されたのが、ギアを小分けにして収納するためのスタッフサックです。minimum 365 Outdoor Gear Labは、以前はHyperlite Mountain Gear(ハイパーライトマウンテンギア)などの非常に高価で軽量なDCF(ダイニーマ)製のスタッフサックを多数使用していました。DCFは防水性に優れ、非常に軽いというメリットがありますが、価格が非常に高いのがネックです。 長年使い続けるうちに、minimum 365 Outdoor Gear Labは「わざわざ高いお金を払って専用のスタッフサックを買わなくても、身近にあるビニール袋やジップロックで十分ではないか」という結論に達しました。 特に、使用済みの汚れたクッカーや、濡れたテントのペグ、ゴミなど、家に帰ってから洗わなければならないものや、汚れが付着しているものを収納する際には、スーパーのレジ袋や、ドラッグストアなどの買い物ビニール袋が最強のツールになります。ビニール袋であれば、汚れたらそのままゴミ袋として捨てることができ、スタッフサック自体を洗う手間も発生しません。 また、小物の整理や防水性を求める収納には、透明で中身が見えやすく、密閉性の高いジップロックを愛用しています。ジップロックは非常に軽量で防水性も完璧であり、汚れたら簡単に交換できます。 minimum 365 Outdoor Gear Labは、現在では「Super Chill Vibes」というブランドの、デザイン性の高いお気に入りのレジ袋や、スーパーの袋、ジップロックを組み合わせてパッキングを行っています。高価なアウトドア専用ギアにこだわるのではなく、身の回りにある安価で実用的なアイテムを賢く使うことこそが、真のミニマリズムであり、登山の快適性を高める知恵であると締めくくりました。

チャンネル情報

minimum 365 Outdoor Gear Lab

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登山ギア特化。4K映像。厳冬期・岩場など過酷環境の山行記録と装備検証。表参道の会社代表。